2003/03/25。10:00。
今日は単独行動でのんびりとフリースキーをすることにした。

セラロンダ、グリーンコースを進みポルドイ峠を目指す。途中のファッサでタイム計測ができる常設ポールバーンを発見した。ちょっと寄り道してチャレンジ。セットはちょっと間隔が詰まり気味のGS。約10旗門。1回2ユーロ。

完走タイムは23秒。遅いなぁ。

ポルドイ峠に到着。左手にサス＝ベーチェ。その奥にセラ。右手にマルモラーダを見る。セラロンダでもっとも美しい風景。

アラッバへ向かうダウンヒルコース。緩やかなコースが長く延びている。気持ちがいい。

ポルドイ峠からファッサに向かう。あまり滑っている人がいないので、実に快適に飛ばすことができる。

2回目のタイム計測。23秒01。悔しいのでもう一回。やっと23秒を切った。いやはや。

そんな感じで、あちこちのコースで寄り道しながらセルヴァへ向かう。気に入ったコースがあれば繰り返し滑ったり、写真を取る為だけにリフトに乗ったり。実におきらくごくらくなスキーである。

雪を踏む音。風が流れる音。滑っているとそのすべてが自分を過ぎ去っていく。余計な音が何一つとして聞こえてこない世界。ゆっくりと響く余韻のような、穏やかに打ち寄せるような快楽をカラダとココロで感じることができる。これこそがイタリアスキーの本質。

これで今シーズンは終了した。
(続く)

(おまけ)

ホテルに住む猫。