...白い快楽。
GIGANTISSIMO : 2000/04/06
Posted at 2000/04/06 07:00:00 0/0

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7:00。起床。快晴。今日はマドンナ・ディ・カンピリオへのショートトリップ。トナーレから車で1時間のところにあるらしい。

10:00。マドンナ着。雄大なドロミテの山塊が間近に見える。しばし呆然とする。マドンナはとても奥行きが深いスキー場だ。コースの状態は最高。まさにエクスタシー である。無常の浮遊感とはこのことを指すのか。

で、マドンナに来た目的はただ一つ。「焼肉を喰いたい」それだけだ。さる情報筋から「マドンナには旨い焼肉が食べられるレストランがある」と聞いたからもう大変。レストランのある場所も、その名前さえも知らないのでインフォメーションで四苦八苦しながら情報を入手した。どうやらマドンナの中心部からだとタクシーで行くしかないらしい。

どうしようかと途方に暮れていたら、あるホテルのオーナーが町から離れた駐車場まで連れていってくれたのだ。本当に助かった。そしておもむろに携帯電話で話している。「ちょっと待ってて」と言い残して去っていった。

...しばらく駐車場で待っているとなにやら鈍い駆動音が聞こえてきた。「えっ?」と言う声で振り向くと山道を雪上車が下ってくる。つまりこれに乗らないとレストランに行けないのだ。
そしてようやくスキーコースの中程にあるレストランに到着した。ハラヘッタ。

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そんな思いまでして食べた焼肉は最高だった。
熱々の溶岩プレートで焼き上げた肉は極上だった。自家製の微発砲ワインと焼肉。レストランの窓から見えるのはドロミテの山々と真白いスキーコース。

至福の時間がゆったりと流れていく...