ゆがんだ道路。 崩れた山塊。 傾いた電柱。 人気の無い街。
烏の鳴き声とサイレンだけが聞こえてくる。
冷たい川風。 絶え間なく続く地鳴り。 鈍い太陽の光に包まれる曇天の日々。 狂った時間間隔。
色彩が失われたような灰色の風景の中で過ごした時間は、今も鮮明な記憶として残っている。
2004/10/23に発生した中越地震から一年。 今も実家から見下ろせる広場には、多くの仮設住宅が立ち並んでいる。
まだ地震は終わっていない。
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