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忘れられない風景。
MONOLOGUE 2005/10/21 14:45:03 0/0

ゆがんだ道路。
崩れた山塊。
傾いた電柱。
人気の無い街。

烏の鳴き声とサイレンだけが聞こえてくる。

冷たい川風。
絶え間なく続く地鳴り。
鈍い太陽の光に包まれる曇天の日々。
狂った時間間隔。

色彩が失われたような灰色の風景の中で過ごした時間は、今も鮮明な記憶として残っている。

2004/10/23に発生した中越地震から一年。
今も実家から見下ろせる広場には、多くの仮設住宅が立ち並んでいる。

まだ地震は終わっていない。

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