新潟県中越地震が発生して20日目。
未だに続く強い余震。
地震の本当の怖さは「終わりが無い」ことだと痛感する。
もうすぐ冬がやってくる。
本当の避難生活はこれからなのだ。
現地に行ったことによってわかったのは、物資よりも情報と人が重要だということ。
最初は情報不足に悩まされた。
現地の状況がどうなのか?何が必要なのか?
まったくわからなかった。
次は適切でない情報の氾濫。
幾分興味本位な報道による適切でない情報を元にして偏った量の物資が届いた結果、その大半が使われないことになってしまった。そしてその大半がゴミになる。
支援物資の配給状況も問題がある。
一つは情報伝達の不足によって、とんでもない配給状況がしばらく続いたこと。
パンとフリーズドライの味噌汁と麺つゆという組み合わせはどうかと思った。
その時隣の地域では、うどん玉とおにぎりと牛乳が配られたらしい(苦笑)
必要な情報の不足もあった。
既存の放送局では、被災地域で本当に必要な情報を得ることが難しかった。
これらの問題を解決するには、災害支援を専門に行う組織が必要である。
・情報収集:災害に強いオフロードバイク隊で編成。
・交通確保:物資搬入に必要な交通ルートの確保および復旧。
・物資調達:必要な物資の調達と管理。
・物資配給:必要な物資を適切に配給する。軽トラック隊で編成。
・状況判断:全体の統括。オブザーバとして現地の公務員を臨時編入。
大事なのは、現地の人たちやボランティアによる支援が始まるまでの混乱状態を避けることである。
台風や大雨、地震の被害が連続して発生した今だからこと、政府は本腰を入れて国内の危機管理を考える時期がきていると思う。
(災害に備える覚書)
・避難場所と経路の確認
→学校の校庭は意外な危険がある。周辺に高い建物が無い公園がいい。
・3日分の食料と水を確保
→最初の3日間をしのぐことが重要。
・小型ナイフ、鉈、オイルライター、ラジオ、懐中電灯を用意。
→小型ナイフは炊事用。鉈は薪割りや救出用。大型のサバイバルナイフは中途半端で使いづらい。