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音楽は誰のためにある?
DIARY 2004/05/11 14:25:00 0/2

先月から話題になっていた「著作権法改定による海外生産CDの輸入規制」問題。
いろいろなところで法改定を阻止するための運動(関係議員への働きかけなど)があったが、2004/04/21に全会一致で参議院を通ってしまった。

ここまで追い詰められてついにというべきか、音楽関係者有志のみなさんによる動きが始まった。

私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します

詳細は参考リンク先を見ていただければよくわかると思うので、詳細は書かない。

音楽は誰のためにあるのか?

ただそれだけを問いたい。

(追記)
で、ひとつ気が付いた。
なんでエントリの日付が"2005/05/05"なんだろう?(笑)
→エントリを常にトップ表示させたいからとのことです。
livedoor blogってそこまでのカスタマイズはできないのね。納得。

(追記その2)
エントリについていたコメントで「アジア音楽の切り捨ては許せない」とあった。
その点については指摘の通り片手落ちであることはいなめない。
でも、ここでは「音楽関係者の人達が自立のための一歩を踏み出した」ということを評価したい。

(追記その3:2004/05/13)
この「アジア音楽還流」について某所での議論を読んだ。
また有志代表の方の言葉も読んだ。

この声明文では「アジア音楽還流規制」を認めていないことを理解できました。
追記その2で「片手落ち」と書いたことは間違いでした。ここにお詫びします(謝)
それにしても浅い読み方しかできない自分にorz...

(追記その4:2004/05/14)
切込隊長BLOG〜俺様キングダムのエントリ「改正著作権法案見てたら、洋楽CD輸入禁止事項に激しく抜け穴発見」のコメントより引用。

30 名前: 切込隊長 :2004年05月13日 19:30 [RES]
>>22
 このへん。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15905091.htm
「当該国外頒布目的商業用レコードを国内において頒布する目的をもつて輸入する行為又は当該国外頒布目的商業用レコードを国内において頒布し、若しくは国内において頒布する目的をもつて所持する行為は、当該国外頒布目的商業用レコードが国内で頒布されることにより当該国内頒布目的商業用レコードの発行により当該著作権者又は著作隣接権者の得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合に限り、それらの著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなす。」
 海外で既に所有され、当該著作権者または著作隣接権者に利益がもたらされた物の頒布は、不当に利益を害するとは言えない。従って、海外の中古物件をネットなどで国内消費者向けに売却する行為は白に近いグレー。

という、改正案への指摘に大してこんなレスあり。

83 名前: 現役汚厄忍 :2004年05月13日 23:14 [RES]
そうです、ザルなんです。
隊長は敢えて中古ならオッケーと書いたんでしょうが、
法の趣旨からして灰色の部分はかなり残されてままです。
普通では通らない話だと言うことぐらい文化庁も知って
おるわけですがアメリカの音楽業界も日本の業界も
やれというので進んでいるとゆうのは事実です。
さすがに見抜かれているので書きますがレーベルが
その板で所定の印税を何らかのかたちで徴収してしまえば
中古やそれ以外の方法で海外盤を日本に持ち込むのは
合法です。中古品であるという証明ができるのなら
全く問題がありません。
それ以外にも抜け道は多数ありますし現状ではどのように
音楽会社が訴訟を起こしても安価な輸入盤が入ってこない
ということはないでしょう。輸入盤を扱う小売店も
すでにその方法に気づいて着手しているようですし。
まずはご慧眼。恐れ入りました。

...なるほど。穴だらけというか、恣意的に運用できる法律案であるということを理解できました。

***
参考リンク(某コミュニティ掲示板より再引用)

・CCCDに関する名文。ミュージックマシーン
CCCDに関する感情論


・朝日新聞所載の山形浩生氏のコラム
http://www.be.asahi.com/20040410/W12/0025.html

・読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20040323ij21.htm

・評論家の高橋健太郎がこの件に関して出演したラジオ番組の聞き起こしはここ。
問題をわかりやすく解説しています。
http://d.hatena.ne.jp/face_urbansoul/20040507#p1

・またライター森砂里詩さんがポイントを簡潔に整理されています。
http://www.ne.jp/asahi/fbeat/africa/03-note/031119.html

・問題の全貌は、以下のサイトに詳しく掲載されています。↓
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/

・そしてこの問題に関してのシンポジウムが5月4日におこなわれました。そのときのやりとりが簡単にまとめられています。
http://symposium.seesaa.net/

・そのときの模様の音声ファイルはこちらから(音楽配信メモさんの提供)
http://radio.gs/

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