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Individual Archive

「国家」という大義を振りかざしている人たちを「愛国者」という。
そういう人たちは最前線に立つことはしない。あくまでも後ろから指示するだけである。他者の労働の結果を搾取することしか考えていないからだ。

「愛国者」という立場は大変に便利である。
この言葉を示されると大抵の人たちの思考は停止するからだ。
これは一種の集団ヒステリーに近いかもしれない。

9/11の時のアメリカを思い出せばわかりやすいだろう。
アメリカ国内で非戦を主張した人は限りなく少数派だった。
あの時、アメリカという国はあきらかに「自国の自由を守るために侵略戦争を行う」という熱病に冒されていた。

さて。この記事を引用してみる。

東京都立高校の入学式が6日、全日制10校と定時制2校で始まった。7日には全日制171校、定時制47校で開かれるが、「日の丸」掲揚・「君が代」斉唱の徹底を図る都教育委員会は「祝辞を述べる」という理由で、全校に職員を派遣して式を“監視”。 ...全文を読む


「愛国心」を強制されるということ。
どこかで見た光景。
これは軍事独裁主義下において幼児的な性格を持つ国でよく見られる光景だ。
そう。あの国である。

こんなことをしている状態であの国を否定しても、それは近親憎悪とも言えるのだ。

愛国心を強制する愚者はいったい誰だ?

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